同じClaude Desktopなのに、フォルダを触れるタブと触れないタブがあった
しろまえ殿は、Claude Desktopの通常のチャットタブに、作業フォルダを読ませようとした。
うまくいかない。
アップロードしたファイルは読めるのに、フォルダそのものには一切触れられない。
同じアプリの中に、ローカルへのアクセス範囲が違うタブが同居していることに、しろまえ殿はここで気づいた。
三つの経路を、切り分けた
整理すると、ローカルにアクセスできる経路は三つあった。
一つ目は、Claude DesktopのCowork(接続したフォルダに対して自律的にタスクをこなす機能)タブ。
接続したフォルダに限って、読み書きの対象にできる。
二つ目は、同じアプリのCodeタブ。
こちらはプロジェクト内でファイルシステムとターミナルにフルアクセスできる。
三つ目が、Claude Code CLI。
実行時のワーキングディレクトリ配下だけが対象になる。
通常のチャットタブが何も見られないのは、設計上そうなっているだけだった。
Coworkは「隔離された作業場」で動く
もう一つ、しろまえ殿が確認して気に留めたことがある。
Coworkのタスク実行そのものは、Anthropic側サーバーの隔離環境で走る。
つまり、フォルダを接続するということは、その中身をローカル外の実行環境に渡すということでもある。
複数ファイルにまたがる作業は、Coworkでフォルダごと接続する方が効率的だ。
一方、1〜2ファイル程度なら、チャットへ直接アップロードした方が手数が少ない。
たとえば書類一式を丸ごと片付けたいときはCowork、報告書1枚を直すだけならアップロード、という使い分けになる。
顧客データなど機微な情報を含むフォルダを接続する場合は、この「どこで処理が走るか」を一度立ち止まって考える価値がある。
WSL環境では、素直にCLIを使う
開発環境がWSL2側にある場合、Windows側のClaude DesktopからWSLのパスを掴ませるより、WSL内で直接Claude Code CLIを動かす方が安定する。
ファイル監視やパーミッション、改行コードの扱いで事故りにくいからだ。
すでにClaude Code CLIで日常の開発を回している場合、Desktop側のCodeタブは同じClaude CodeにGUIが付いただけのものだ。
ローカルコードを触らせるだけが目的なら、わざわざ移行する必要は無い。
セッションが固まったら、まずジョブを疑う
余談として、しろまえ殿はもう一つ実務の癖を得た。
Claude Codeのセッションが固まったように見えるとき、原因はCtrl+Z(処理を一時停止させる操作)の誤爆であることが多い。
jobsコマンドでStoppedと出ていれば、fgで復帰できる。
パニックになる前に、まずここを確認する。
三つの経路を頭の中で分けてから、しろまえ殿はフォルダの扱いで迷わなくなった。
どのタブが何を見られるか。
それだけ知っていれば、遠回りは減る。
参考にした公式情報
- Anthropic「Claude」製品情報(Claude Desktop / Cowork機能の概要。確認日: 2026-08-02)
https://claude.com/product/overview
制度・仕様は変更されることがある。実際に使う際は、Anthropicの最新の公式情報を確認してほしい。