Claudeの残量が急に切れる。自作ツールを作る前に見るべき場所があった

複数のAIエージェントを並行運用する仕組みを検証していたとき、しろまえ殿はある壁にぶつかった。

「今どれくらい枠を使ったか、パッと分からない」

エージェントを何体も同時に走らせていると、消費ペースがすぐに読めなくなる。

自分で集計ツールを作ろうか、と考え始めた。

作る前に、標準機能を見た

作り込む前に、しろまえ殿はまず標準機能を確認した。

Claude Codeには/usageというコマンドが用意されている。

これを一発叩くだけで、必要な情報のほとんどが出てきた。

具体的には三つ見える。

直近5時間のローリング窓(過去5時間を移動しながら数える枠)でどれだけ残っているか。

週次でリセットされる枠の残り(Opus専用の枠と、Opusを含む全モデル共通の枠が、それぞれ別のタイミングでリセットされる)。

そして、モデルごとの消費内訳。

自作しようとしていたツールは、要らなかった。

「同じ枠を共有している」のに、見えない境界がある

もう一つ、しろまえ殿が確認して初めて知ったことがある。

ブラウザ側のチャットとClaude Codeは、同じサブスクの使用量枠を共有している。

つまり、ブラウザでの雑談も、コーディング作業も、同じ財布から引かれる。

ところが、財布を共有しているのに、片方からもう片方の残量を見る経路は無い。

ブラウザ側のセッションから、Claude Code側の/usageの出力を読み取ることはできない。

別プロセス・別セッションだからだ。

たとえば同じ銀行口座を持つ夫婦が、それぞれ別のATMアプリしか持っていないようなものだ。

残高は共通なのに、片方のアプリでは片方の利用履歴しか見えない。

クルー単位の内訳は、また別の道具がいる

複数のエージェントを並行で走らせる運用では、どのエージェントがどれだけ食ったか、という内訳も知りたくなる。

しかし/usageのような標準機能では、そこまでは出ない。

クルー単位の粒度が要るなら、ローカルに溜まるログを自前で集計するか、専用のオープンソースツールを使うことになる。

ただし、そこで出てくるのは「もしAPI課金だったらいくら相当か」という換算コストであり、サブスクの残り枠そのものとは別物だ。

この違いを混同すると、見積もりがずれる。

落とし所は、機能追加ではなく一行

しろまえ殿がたどり着いた現実的な落とし所は、既存の仕組みへ機能を作り込むことではなかった。

複数エージェントを起動するスクリプトの冒頭か末尾に、使用量表示コマンドを一行差し込む。

それだけで、起動のたびに残量が目に入るようになる。

色クルーたちが胸をなで下ろしたのは、複雑な集計基盤を組まずに済んだことだった。

標準機能を先に見る。

遠回りしそうになるたび、この順番を思い出すことにした。

参考にした公式情報

  • Anthropic Help Center「What is the Max plan?」(Session/Weeklyの枠構成に関する公式説明。確認日: 2026-07-24)

https://support.claude.com/en/articles/11049741-what-is-the-max-plan

制度・仕様は変更されることがある。実際に確認する際は、Anthropicの最新の公式情報を確認してほしい。