個人メッセージを扱うなら、本人の手動送信を入口にする
個人のトーク履歴を外部から勝手に集める設計は、最初に捨てた方がいい。 しろまえ殿は、本人がファイルを送る方式へ切り替えた。
取得できないものを無理に覗かない
公式のMessaging APIは、公式アカウントへ届いたメッセージを受け取るためのものだ。 個人同士のトークルームを外部から読むための入口ではない。
PC版アプリを自動操作して履歴を吸い出す方法も、運用の候補から外した。 規約違反やアカウント停止のリスクがあるからだ。
たとえば、本人の机から書類を持ち出すのではなく、本人に必要なページだけ封筒へ入れてもらうようなものだ。 手間は残るが、同意の境界が明確になる。
Webhookで受け取る
採用した流れは単純だった。 本人がアプリの標準機能で履歴ファイルを書き出す。
そのファイルを公式アカウントへ手動送信する。 Webhook(受信をきっかけに呼ばれる通知口)で受け取り、処理後に同じ場所へ返す。
履歴ファイルが全期間分になる場合、日次や週次の区切りは受信側で作る。 入力を変えようとせず、受け取った後の処理で用途を分ける。
設計時に残す確認
誰が送信したか。 どの範囲を処理するか。 保存期間をどうするか。 削除依頼をどう受けるか。
この4点を先に決める。 要約結果を別サービスへ転送するなら、その宛先と同意も別に確認する。
しろまえ殿が得た結論は、技術で制限を突破しないことだった。 本人の操作を入口に据えれば、規約とプライバシーを設計へ組み込める。 便利さより、誰が何を許可したかを追えることが大切だ。